工場の屋根に適した防水工法とは?3つの種類とメリットデメリットも解説

工場の屋根に適した防水工法とは?3つの種類とメリットデメリットも解説

工場や倉庫の賃貸借契約をご検討中のお客様から、屋根の防水についてご相談を受けることがよくあります。
大切な設備や商品を雨漏りのリスクから守るためにも、最適な施工方法をあらかじめ知っておきたいことでしょう。
本記事では、工場の屋根防水として代表的な3つの工法と、それぞれのメリットおよびデメリットについて解説します。

大規模な屋根に適した「シート防水」のメリットとデメリット

シート防水とは、塩化ビニル樹脂などのシート状防水材を屋根の下地に敷設し、防水層を作る工法です。
平坦で広い工場や倉庫の屋根では、効率的に施工でき、面積が広いほどコスト面で有利になるメリットがあります。
また、規格化された製品を使用するため、施工者の技術によらず防水層の厚みを均一に確保できる点も魅力でしょう。
一方、複雑な形状の場所への施工には、適していないというデメリットも存在します。
設備や配管が多い屋上ではシートを細かく加工し、継ぎ目を接合して水密性を保たねばなりません。
さらに、物理的な損傷を受けやすいため、頻繁に設備点検をおこなう場合は傷による防水性能の低下に注意が必要です。

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複雑な形状に対応できる「ウレタン防水」のメリットとデメリット

ウレタン防水とは、液状の樹脂系防水材を屋根の下地へ塗布し、硬化させてシームレスな防水層を作る工法です。
最大のメリットは液状の材料を用いるため、凹凸や設備などが多い複雑な形状の屋上でも対応しやすいことです。
既存の防水層を利用した改修が可能であれば、廃材や工期を削減できるという強みもあります。
しかし、現場で塗布して防水層を作る性質上、職人の技術によって施工品質が左右されやすいデメリットは避けられません。
塗布量が不均一になると必要な膜厚を確保できないうえ、各工程で十分な硬化時間を待つ必要があります。
また、紫外線から保護するための定期的な再塗布など、施工後の維持管理も考慮して選ぶことが重要となります。

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高い耐久性を誇る「アスファルト防水」のメリットとデメリット

アスファルト防水とは、アスファルトを用いたルーフィング類を重ねて、厚みのある防水層を形成する工法です。
長年にわたる施工実績があり、確かな防水性能と耐久性を確保しやすいというメリットを持っています。
近年は常温で施工可能な方式もあり、作業環境に配慮しつつ建物の長寿命化に貢献できるのも魅力といえるでしょう。
一方で、採用する施工方法によっては、作業上の制約が生じるデメリットも忘れてはなりません。
高温のアスファルトを扱う熱工法では、火気の管理が必要となり、施工中に煙やにおいが発生してしまいます。
そのため、周辺環境や工場内の稼働状況への影響を事前に確認したうえで、適切な仕様を検討してください。

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複雑な形状に対応できる「ウレタン防水」のメリットとデメリット

まとめ

シート防水は広い面積を効率良く施工できる反面、複雑な形状や物理的な衝撃に弱い点が課題となります。
ウレタン防水は設備が多い屋根にも対応できる一方、職人の技術で品質が左右されやすく維持管理が必要です。
アスファルト防水は優れた耐久性を誇りますが、工法によってはにおいなどの周囲への影響を考慮すべきでしょう。
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